【MOISの英語について】
MOISは英語に力を入れている、ということは有名です。では、具体的にMOISの英語はどういうものなのか、説明していきます。 MOISの英語は、二つに分かれています。一般的な小・中学校でいうGSという教科を、LAとEIという二つの教科に分けて学習していきます。MOISは100分間の授業です。もちろん、LAもEIも100分間の授業で、休みはなく続きます。しかも、ずっと英語です。日本語を話してはいけなく、英語で100分授業を行います。
【EIについて】
EIというのは、English inquiryの略で、日本語で言うと「英語の探求」という意味です。この教科では英語を学ぶのではなく、英語でほかの教科を学びます。
MOISはUNITという単元ごとで分かれています。一つのUNITにつき大体8term(100分の授業一回をtermと呼びます)あり、8term目で総括的評価という単元テストのようなものを行います。そのUNITの中で例えば数学だったり美術だったりと他の教科を学んでいきます。
このEIという教科の目的は、「ほかの教科で使う専門用語など、日常生活で使うもの以外の知識も身に着ける」ということです。日常生活の中で他の教科で使う単語(例えば「関数」「二酸化炭素」)を使う機会は少ないと思います。しかし、EIは他の教科を学ぶため、一般的な中学校では教わらない専門用語を覚えたりするきっかけになります。そうすることによって話せる英語の幅を増やす、というのが目的です。
【LAとは】
LAとはLanguage acquisitionの略で、「言語を取得する」という意味です。その名の通り、LAは「英語を通して、英語を取得する」もっと簡単に言うと「英語で英語を教える」といった授業内容です。
具体的には、一般の中学校のように、日本語で英語の文法や英語を教えるという形式とは異なって、英語を使って英語の文法や単語、コミュニケーション能力を身につけていくという感じです。これだけを聞くととても難しいように感じるかもしれませんが、実際最初の方は先生がなにを言っているのかが分からず、私も戸惑っていました。しかし、授業回数を重ねていくうちに自然と英語が耳に入ってきて、意味も完璧にはわからなくても、大体は理解できるようになります。 授業ではペアやグループで話し合いながら進めていくことが多いので、英語力だけでなく、自然とコミュニケーション能力も身についていきます。また自分ができなくても周りの友達が優しく教えてくれます。もちろん先生も優しく簡単な英語で教えてくれます。
【LAとEIの違いとは?】
LAは「英語で英語を学ぶ」、EIは「英語で他の教科について探究する」という内容です。
LAは英語の基礎的な部分を英語で学ぶ、例えば単語練習や文法を勉強する。またグループワークやペアワークを通して英語でコミュニケーション能力を身につけるといった内容で、EIは英語を使って応用的な部分を学ぶ、例えばScienceの単元だったら実際に実験して、分子や粒子などの応用的なところを英語で学ぶなどの内容です。 このようにLAとEIの大きな違いは「基礎的なことを英語で学ぶか」と「応用的な部分を英語で学ぶか」です。どちらとも英語の授業ではありますが、学ぶジャンルが違うため、それぞれ違った難しさがあります。この二つの授業にしっかりと取り組むことで、英語のスキルを格段にレベルアップさせることができるのではないでしょうか。