こんにちは。大宮国際中等教育学校(以下MOIS・愛称)の3期生です。この記事ではMOISの学習について説明していきます。各回一つの教科をとりあげどんな勉強をしているか、どんな課題があったかについて詳しく説明していきます。第1回はLA〔言語の習得・GS)についてです。それでは早速特徴を見ていきましょう。
最大の特徴は「すべて英語」ということです。先生の指示も活動もすべて英語で行なわれます。教科書は「impact]という英語だけの物を使っています。文法事項などは英語で説明されるので日々自分で学習していかなければなりません。基本的には日本人の先生と外国人の先生が一人ずついて授業前は英語ですが授業後〔放課後など)には日本語で質問することが可能です。
ここからは僕の体験ですが僕は入学当時全く英語が理解できず授業の内容も全然理解できませんでした。半年たった今でもよく分からない部分があります。それでもなれればなんとかついて行きます。英語を「習う」というよりも「使う」中心で進められるため「たくさん使う」ことで少しずつ使える単語や技を増やしています。これがLAに共通する基本的な事項です。それでもやはり今まで日本語を使ってきた私たちにとっていきなり英語で活動するのは凄く辛いかも知れません。しかし放課後のEnglish gym〔今度詳しく説明)や放課後を通して質問できる、また授業がプリント型なので何度でも復習可能という事を活かして日々学習に取り組むことをおすすめします
それでは今まで具体的にどのような学習をしてきたのか説明しましょう。僕は今まで5つの単元〔ユニット)を終えました。
leading speaking writing listeningの4つを一回ずつ、speakingのみ2回やりました。
leadingでは家族に関する文を読み問題に答える、という練習とテスト、speakingでは与えられたリストから既存のロボットを選びそのロボットについてresearchした上で自分でよりよいロボットを考え、それをパワーポイントにまとめてプレゼンするというもの、writingでは水の問題について調べレポートを書く、listeningでは世界の学校に関する動画を見て問題に答えるという練習とテストを行いました。leadingとlisteningのテストではただ問題に答えるだけでなくそれに対して時分の意見などを短文よりは長い文で書くという物もありました。そして最近やったのがディスカッションで、自然や動物について考え問題に対して自分の考えをグループメイトに伝えたり質問したりして意見を深める、という物を行いました。
このようにLAではテーマ設定も面白いです。おそらく小学校のGSは範囲が狭かったと思います。学校のクラブとか、将来の夢とか、好きな教科とかかなり身の回りのことだったと思います。多分地元の中学でもそのような感じでMOISのように世界レベルの事について考えることはまずありません。ないと思います。これはMOIS生の考える「よりよい未来の世界の作り方」に関連し世界について考えていくことにつながるのでしょう。
レベルは?というと高校生でも理解できないほど難しくはありません。〔先生が使う単語的には)しかし指示を聞き取り時分の意見を素早く英語に直しそれを伝え相手の意見を聞き取る、というのは難しいです。また、テストでは基本的に辞書〔電子辞書可)を使えます。また文法が違っても部分点がもらえることがあります。このことからもわかるようにMOISでは英検やトイック、受検高校のように真の英語力を求めているわけではありません。「英語を積極的に使おうとする力」やどれだけ努力しているか、そこを見ているのです。つまりこれはMOISの2次試験集団面接と同じです。
最後にMOISの各教科の評価基準であるルーブリックを一つ例を出して説明していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は理系科目〔数学、理科)について記事を書きます。(LAほど量は多くないです)LAについて興味を持ってくれた人は理系科目についての記事も読んでみてください。